醤油かけたらだいたい美味しい。

舞台も映画もドラマも少しずつ見ます。コメディが好きです。

残り3ヶ月目標(2023)

基本的に目標は立てない人間ですが(達成できたためしがない)、今年の目標を立てているブログを読んで良いなと思ったので、書いてみます。いくつ達成できるでしょう…?

まずは、難しい目標から。

  • 英会話を申し込む

来年、アメリカのディズニーに行きたいと思っているので、英語を勉強したい。旅行英会話もだけれど、キャラクター等とちょっとでもコミュニケーションが取れたら良いな、と。始めるという目標ではなく、申し込む目標なのは、ハードルを下げないと取り掛かれないからです…。

  • 毎日3分筋トレ&ジムに入会

またもや申し込み目標ですが、理想は週一度はジムに行くこと。日頃湯船に浸かることがないので、スパのあるジムでモチベーションを上げたい。去年より2キロくらい太ったので戻したいです。

  • 電気を消して寝る

半年以上、絶賛寝落ちスタイルが続き、良くない習慣になってしまった。週1日からでも始めていきたい。

  • ブログを定期的に書く

どこかに出掛けた時などは、ブログに残しておきたい。これからあるのは、シソンヌ単独ライブとアンジュルムコンサートになりそう。(シソンヌはしばらくルミネの出番がないのが悲しい)

続いて、楽しい目標。

  • 美術館に行く

今まであまり触れてこなかったジャンルで、最近たまに行き始めた。自分のペースで、早く見たりゆっくり見たりするのが思いの外楽しいことに気づいた。月に1回くらいは行けると良いな。

  • クリスマスのディズニーに行く

寒い季節は嫌いなものの、クリスマスのディズニーは好き。今年は色々復活する企画もある様なので楽しみ。最近は、専らアトラクションに乗らず、レストランを巡りながらゆっくり歩くのが好き。ブルーバイユーレストランに行きたい!けれど、コース料金がほぼチケット代で悩む。ダイヤモンドホースシューの新しいショーもいつか見てみたい。

  • ツルヤに行く

群馬と長野にしかないスーパー、ツルヤ。折に触れては、せっせと通っています。車を出してもらうか、新幹線か、というハードルの高さでなかなか行けない。けれど、タイミング見て来店チャレンジしたいです。

  • 『反乱者たち』を見る

ロキシーズン2に合わせてディズニープラスに再加入する予定なので、反乱者たちを見てから、アソーカのドラマを見たい(めちゃくちゃ評判良いので楽しみ)。できれば、クローンウォーズを見てからドラマにいきたいけれども、話数が多く考え中。

3ヶ月盛りだくさん(自分比)の目標を立ててしまったなぁという感じですが、いくつ達成できるか、自分でも楽しみです。

 

アナと秋のアンジュルム~劇団四季とアンジュルム~

劇団四季アナと雪の女王

劇団四季アナと雪の女王』鑑賞。四季の会員になっているお友達が誘ってくれた。しかもおめでただった!産まれてくるのが楽しみ。

アナ雪は、劇場で映画1、2と、アナハイムディズニーでDCA版、ブロードウェイ(英語全く分からず、記憶があまりない…)を鑑賞している。個人的には、DCA版がすごく大好きで、60分程度のダイジェスト舞台だけれども、エルサの早着替えとか、「扉開けて」で楽しく終わる雰囲気が良くて、という思い出。ブロードウェイ版は、見に行ったという記憶しかなく…細かい内容を覚えておらず、初見という感じです。f:id:tiku_rin3:20230919124440j:image(生演奏だった。嬉しい。)

劇団四季、当然ながら歌が全員上手くて、本当にびっくりしてしまう。しかも、歌いながらアクロバット(?)もしていて、体どうなってるんだ…と驚き。子役のキャストも、歌が上手くて、しかも自転車に乗りながら歌っていて、凄すぎる。最初に子供時代の役で出てきて、そのあと「愛さえあれば」の曲でまた見せ場があるのが好き。

ブロードウェイ用に書き下ろされた曲では、「愛の何がわかる」が一番好きだった。サントラ聞こう。

映画は久しく見ていないけれど、舞台とストーリー進行若干違うかな…と思いつつ、映画もまた見直したくなった。お母さんの設定とか、アナ雪2に近いのかな。2も凄いテーマを設定していて、また見直したい。それに、またディズニーランドでアナ雪のパレードやって欲しい。あれはすごく楽しかった!

舞台装置も新しい技術がどんどんと入っていて、視覚的にも楽しかった。この公演が毎日開催されてるってすごいこと…。

友達は、ウィキッドのチケット争奪戦に買ったらしく、羨ましい。平日休みが取れたらチャンスないかな。(それに、呪いの子も見たいし…観劇代もそこそこ掛かるのが悩ましい) 

 

アンジュルム秋ツアー「11人のアンジュルム

アンジュルム秋ツアーに行ってきました。11人体制になり、本格的なツアー。コロナ後からコンサートに行きだしたので詳しいことはよく分かっていませんが、単独ツアーはめちゃくちゃ久しぶり!の様です。
f:id:tiku_rin3:20230920080915j:image(こんにち和光)

竹内朱莉さんがいた時には、そのメンバーカラーである青のペンライトを振っていて、これからどうしようか、悩み中。今回は、新メンバーの下井谷幸穂さんのピンクを振ることに。ただ、ピンクは為永さんのメンバーカラーでもあるので、本人の色だったのかは残念ながら確信なく…。でも、為永さんももちろん応援しているので、どっちだったとしても、アンジュルムを思う気持ちは同じです。

(ネタバレありです)

曲は、コロナ明けの最初のツアーと似ている感じかな?と思いました。思った以上に最近の曲が多くて驚き。「アイノケダモノ」などは、メンバー変わらずスキルアップし続けたところにある曲だと思っていたので、新メンバーすごい!!と感動しました。

普段、メンバーカラーの衣装にこだわって見ている訳ではなく、むしろ色味に統一性のある衣装の方が好きだったりしますが、遠い席(+目が悪い)からの新衣装はメンバーカラーだとめちゃくちゃ助かるということが分かりました…。目が良くなりたい。

竹内さんの歌割りが色んな人に割り振られていて、全員めっちゃ見せ場増えてる!と思いました。みんなパワーアップしてる!すごい。新メンバーの二人も、既に馴染んでいて、逆に全然見つけられなかったくらい。

一人ひとりのソロメドレーも良かった。後藤さん、歌うまい…!下井谷さんはダンスキレキレだし、最後に佐々木さんがちょっと前の可愛い曲で締めるのも良い!!全員優勝です。

大器晩成、46億年LOVEのどちらもセットリストになかったのは意外だったけれども、これからは愛すべきべき、がこのポジションになるのかな。この3曲はどれも好きで、何回聞いても良い!枠になっている。愛すべきべきで終わる多幸感、好きです。

合間のVTRも楽しかった。前は、埴輪と土偶が似て非なるものとして出て来て、1人震えるほど笑っていた(周りは全然笑っていなかった)のですが、今回は楽しいインタビュー集でした。回替わりなのか、全員分ではありませんでした。

楽しかったー!また次のコンサートも楽しみです。

思いつき関西日帰り旅行~ルーブル美術館展と煌々舞踊~

明後日くらいに夏休みが取れそうだ、というところで、ちょうど竹内朱莉さんの書道展が開催されていたので日帰り関西旅行(遠征)に行ってきました。

急遽決めたので、前々日に書道展のチケット、前日に新幹線自由席切符だけ購入。好きな時間に行けるのは一人旅の醍醐味。

京都到着まで

当日朝、普通に寝坊。というか、前日に寝落ちしてしまったので、お風呂に入るところからで、早速タイムロス。ただまぁ、誰にも何も言われないので良し。

東京駅に向かいながら、スタバ行きたいな~と思い(通い慣れるとお金がピンチなので普段は控えている)、ただ、1本でも早く乗りたかったので初モバイルオーダー。電車が東京駅のホームに入ったあたりでオーダーし、新幹線改札内で受け取り。店舗到着とほぼ同時だったので幸先が良いな~と思いながら乗車。7時過ぎに東京駅出発。座れたけれど、窓側はほぼ埋まっていた。遠征っぽい人(カバンからうちわが見えている)もチラホラ。楽しみましょうね!

朝食は、スタバでオーダーしたチャイラテ、ヨーグルト、前日に買ったトリュフベーカリーの塩パン。
f:id:tiku_rin3:20230831191902j:image(写真が暗いとかはもう良い…)

塩パン、美味しかった…!塩味好き、というか塩好きとしては、ちゃんと塩を食べてる感じがあって良かった。朝食としては少ないですが、完全に前日夜食べ過ぎたせいです。

京都到着~京都市京セラ美術館

せっかく関西に行くので、何か良さげな美術展はないかと調べていると、京都市京セラ美術館でルーブル美術館の展示をやっていたので行くことに。9時半頃京都駅に到着し、バスで約30分。平安神宮の鳥居の前にありました。外観は、昔の大学のような?趣で、中は窓が大きく、明るくて、庭園のようなものも見えていて素敵空間だった。時間があれば、カフェも寄りたかった。

ルーヴル美術館展 愛を描く
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(愛を描くといえばアンジュルム)

到着が想定より遅れてしまったため、泣く泣く爆速で鑑賞。四角い額だけでなく、丸い額もあったのが素敵だった。家に飾るために描かれた絵で、暖炉の上に飾られることになっていたため、絵の中にも火が描かれているものがあるというのが良いアイディアだな~と思った。日常と芸術の繋がる点を作るというか。観賞後は東山駅へ。駅の途中にも小さい川が流れているのが見えたり、気になるお店があって、京都もっと滞在したかった…という気持ちに。

その後は、仕事の元同僚とランチ。夜が空いていないということだったので、会社近くのお店でお好み焼きともんじゃを食べた。お互い話すことがありすぎて1時間じゃ足りない。けど、たぶんまた会えるので…。会社まで見送った後、竹内朱莉さんの書道展へ向かう。

竹内朱莉 書道展「煌々舞踊 大阪」f:id:tiku_rin3:20230831212530j:image

(写真は一生下手)

会場は阿波座駅から出てすぐの大阪府江之子島文化芸術創造センター。他にも絵画展示があったり、カフェがあったり、地元の子供たちが集まったりしていた。公民館みたいなギャラリー。こういう施設が家の近くにあるって良いな。

展示は、東京での展示で非売品となっていたものと、過去の作品と、書き下ろし。アンジュルムメンバーをイメージして書いたもの、今回、新メンバー分も増えていたと思う…(たぶん。全部で12種類あった気がする)12人のアンジュルムとしてのパフォーマンスはなかったと思うけど、こうやって12人体制が形として残っているのは良いなと思った。(真ん中にある青の縁の最強という書も。)昔の作品、例えば小学生の頃の作品は、これを綺麗に保管していた親御さまの愛を感じる。「へんじははい」という書が好きなので、是非グッズ化してもらって、常に心掛けたい。そして、書き下ろしの中には、ハロプロ25周年を記念し、曲のタイトルが書かれた書がいくつもあった。漢字は余りないけれど、カタカナや、ちょっとした絵が書かれたものもあって(シュールな感じはしたけれど)、面白かった!「恋☆カナ」が断然好きだった。バラでポストカードがなかったのは残念だったけど、売り物なのはびっくり。
f:id:tiku_rin3:20230901080249j:image(みんな大好き大器晩成)

アンジュルム所属ではなくなり、歌って踊れる書家ということで、これから展覧会のありかたも変わっていくのが楽しみ。次は11月に福岡ということで、開催ペースが早いのも良い。アジアあたりから、是非海外進出を狙ってもらいたい。香港が良いなぁ(行きたいから)。

千とせべっかん

なんばまで一本で行けると分かったので、肉吸いを食べに、なんばグランド花月のところにある千とせべっかんへ。到着したのが16時半頃で、出汁が売り切れのため17時再開とあったので、近くのタリーズでお茶をして待つ。17時少し過ぎに行くと、お客さんが続々入っていて、17時10分頃にはほぼ満席に。
f:id:tiku_rin3:20230901081350j:imageスープが本当に美味しい。周りでも、出汁がおいしいと話している人がたくさんいた。すぐに出てきたので、あっという間に完食して、15分程で退店。新大阪へ。

新大阪駅

展示会場が大阪だったので、帰りは新大阪から。551のチルド専門店が25分待ちだったけれど、頑張って並ぶ。お土産(自分へ)を買いつつ、最後に改札内にある道頓堀今井でうどん。
f:id:tiku_rin3:20230901081953j:image小さいサイズのきつねうどん。今井のうどんも出汁が美味しい。もともと家族で関西旅行に行くときに寄っていて、今も新大阪駅を使う時には寄っている。別添えの七味もちゃんと辛い。出汁を買って帰ればよかった…。

東京駅へ

6時30分頃、新幹線に乗る。自由席はかなり埋まっており、窓側はなくて通路側を選ぶ。自分のお土産にしたもの。
f:id:tiku_rin3:20230901123702j:image蓬莱のしゅうまい(家で食べたらめちゃくちゃ美味しかった)、たこパティエ(以前美味しかったのでリピート)、串わらび、最強ポストカード。

あっという間に一日が終わってしまった。泊まりたかった…、そして、京都はやはり良い。また早く行きたいな。というところで、今回は以上です!楽しかった!

(感想)シソンヌライブ[neuf]

2020/10/30

シソンヌライブ見てきました。
テレビやYouTubeなどでネタを見ていて気になっていたところで、丁度タイミングが合いました。初めてです。とても面白かったですし、職人的な巧さに圧倒されました。早くも次回を楽しみにしています。
チケット取るまで知らなかったのですが、よしもとなんですね。ちょっと時期がずれていれば東京シュール5にも入っていそうな。

数年ぶりの本多劇場でした。(下北沢駅周辺の開発に全く慣れず、毎回迷子になってしまいます)
前列2列くらいはすべて潰し、客席は一つ空け。配信用の機材などもあったので、後方の席も潰していたのではないかと思います。チケット代がお高め(1万円)だったのですが、グッズ販売もなく、採算が合わない中での設定かと思います。今後の活動なども考えると、個人的にはお値段以上の価値はあったと思いました。観客数を絞ってでも、生でやり続けて欲しいので…。

開演前のアナウンスも、お二人演じるキャラクターが行っていて、始まる前から楽しかったです。全体的に掛かる曲がおしゃれ。

1本目のコント。
じろうさんが綺麗すぎて。ファーストサマーウイカさんかと思いました。衣装が素敵で、後日配信を買って衣装まじまじと見ました。黒のレザースカートと青の柄シャツ、黒のブーツ、たぶん買うと思います。髪(かつら)の扱いや細かいしぐさが完璧で。「クラブから音楽は奪わないで」が好きでした。こういうセリフをしれっと入れてくるところにセンスの良さを感じまくりです。あとは、突然の歌の上手さに驚き。
途中QRコードが出て来て、会場ではスマホを出せず読み取れなかったのですが、配信で見たときに読み取ったら二人の写真が。ただ会場の様子を配信するだけでなく、配信でしか楽しめない部分を作っていることにはひたすら感心してしまいました。

2本目。
他のコントにも言えることですが、転換と着替えが早すぎる。毎回VTRを挟んでいくのかと想像していたのですが、暗転だけで次のコントが始まったのでびっくりしました。
ありそうな状況であり得ないキャラクター、途中の小芝居からオチまで前のコントと全く違うテイストで面白かったです。この二人の関係性がどのようになっていくのか楽しみつつ、架空のドラマの進行もかなり楽しんでしまいました。ライン交換のくだり大好きでした。

3本目。
舞台をやってる方が、以前「舞台は段取りの連続」だと言っていたことを思い出しました。舞台上の場ミリの数や、倒れた時にきちんとピンスポの中におさまっていること。(舞台をやっている人からしたら当然なのかもしれませんが、)舞台を成立させるために行わなくてはいけないことは、セリフや動きだけではなくて、さらにその上お客さんの反応などを見て間合いを変えて笑いを取っていくなど、本当に高度な技術で、まさに職人だと思いました。3本目のコントは、話がどんな方向にいくのだろうと思っていたところで入る(換気のための)休憩など、面白い仕掛けがたくさんで楽しかったです。

VTR挟んで4本目。
一見ありそうな設定で、後半メルヘンな世界が突然出てくるのが好きでした。ひとつひとつの所作が素晴らしくて、実際にいそうだけど絶対に存在しない、その塩梅が本当に素敵でした。セットがかわいい。「大巨人の料理人してた」の、VTRからの下りが特に好き。生で見たあとに配信を買ったのは、ここのふたりのやり取りをもっと近くで見たい、と思ったからです。おばさんの「おばさん感」を抜き出すのが上手くて、この二人の関係性が不思議であり、でもなぜか落ち着くという。キャラクターに乗った上でのボケ・ツッコミのうまさを感じます。変なキャラクターなのに、何故か安心感もあって、ずっと見ていられます。

5本目。
特に好きなコントでした。一生見続けられます。(ずっと見られる、みたいな感想が多い)キャラは立っているものの、キャラクターの可笑しさだけで笑わせるのではなく、セリフだったり、二人の関係性で笑わせるのが最高。他のコントでは、どちらかと言えばボケで、特徴的なキャラクターのじろうさんに注目してしまうことが多いのですが、このコントで長谷川さんの器用さにハッと気づかされました。もう少し話が進んでいたらちょっと泣けてきたかもしれませんが、湿っぽく終わらないところもまた魅力だなと。1本目と全く異なるキャラクターで、幅の広さや厚みを感じました。

今回、運よくタイミングとチケットが取れたことで行ってきましたが、本多劇場という場所の選択も素晴らしく、行ってよかった、大満足という感じです。次回も決まっているようなので、チケットチャレンジしようと思います。

あとは、配信を終演後でも買えて、見れる期間も長いというのはすごく有難いです。面白いと思ったものを人に薦めやすい。カメラ1台の回を買ったのですが、定点かと思いきや、寄り引きもあってかなり見やすかったです。音声も聞き取りやすく、1000円以上のクオリティはあると感じました。

【シソンヌ】株主総会に行ってきた。(シソンヌライブ[dix]感想)

特別お題「わたしの推し」について書きます。

そもそもシソンヌが「わたしの推し」ではありますが、今夏(2021年)のシソンヌライブ[dix]より、特に好きだったコントについて。

 

先日、WOWOWにてシソンヌライブ「dix」が放送されました。面白かった中でも、株主総会を設定としたコントがとても衝撃的で、好きでした。あまりに好きだったので、心の中で温めたりしていたのですが、少しだけ言葉にしてみようと思います。

 

内容は、ある会社の株主総会において、社長(長谷川)から、新役員として花沢香織(じろう)が紹介されるが、自分の役員選出は実力なのか、時代の風なのか教えて欲しいと問う、というもの。

一番好きだったのは、(「女性らしい、とされる」仕事を)「やりたいわけがねぇ!」と吐き捨てる部分。女性であるということと、自分の仕事や成果を勝手に結び付けられたくはない、という宣言を激しく叩きつける。特別扱いされたい訳ではない、平等に評価されたい、それでもなお役員に選出されるに値することをやってきたのだ、という自信の表れ。
社長も良いキャラクターで、悪人ではない。「1年前から役員になることは決まっていた(会社のイメージアップとして急に決まったわけではない)」「時代に君も自分も守られているのだ」と諭すが、その発言を「1年前に選出されたかった」「時代に守られているつもりはない、時代が勝手に守っただけ」と鋭く切り返す様は爽快。
そして最後の、「とっても良い会社にしてやる」という決意と覚悟の台詞が胸を打つ。これまでも様々な壁があり、今後もきっと困難が多いであろうけれど、やり通すぞ、という意思表示。と同時に、「とっても良い」というような、言いたいことがありすぎて逆に語彙が乏しくなるような部分がとてもキュート。

 

シソンヌのコントに登場する女性は、自立していて、自分の意志をしっかり持ち、好きなことに積極的で、女性であることを楽しんでいるキャラクターとして描かれていることが多く、そういう部分が好きでしたが、今回は「女性であることが苦しい」と考えるキャラクターにまで高められていて、とても驚きました。
対応する社長にも悪意はなく、この上司と部下の二人の関係性の問題ということではなく、その原因を「社会」にまで踏み込んだという点で、新鮮。このコントを見ながら思い出したのは大塚家具の騒動。女性であることがクローズアップされすぎているような報道を想起させます。時として、1人の女性の失敗が、全人類女性の失敗として扱われること。「だから女性には無理だったんだ」と。それに萎縮せず、自分の能力を信じ、努力し、檀上に立ち続ける花沢香織というキャラクターが、心強い存在として印象に残ります。

また、このコントのオチも優しかったことも好きなポイント。「会長の娘だから」だけで全てをひっくり返して終わることもあり得たなか、実力に90も振られていて、勝手に安心してしまいました。花沢香織さん、ある種のハンデを抱えながら、不満や反発の声を跳ね除け、努力して仕事に臨んできたのだな、ということが伝わる終わり方。

 

そして、このようなコントをシソンヌが作り上げたことに対する喜び!好きで良かったと思う瞬間です。たくさん、たくさん笑い、同時に身を乗り出して応援したくなるようなキャラクターに出会えたことはとても嬉しい。こういった考えの女性がこれからも登場するのか分かりませんが、シソンヌの新機軸ではないかと期待が膨らみます。

 

もし、もしここまで読んでくださって、シソンヌライブdixを未見の方がいれば、ぜひDVD買って見てください。まだ売っていないですか、あと数ヶ月で販売されると思いますので。